この記事ではADHD妻の過集中と注意散漫と、どのような幼少期を過ごしてきたのかを、具体的なエピソードをもとに紹介します。
そもそもADHDってなんだろう?についてはADHDの妻についての記事を参照ください。
ADHDかASDか?発達障害の境界線
ADHD(注意欠陥多動性障害)と聞くと、まず”落ち着きがない”や”集中できない”人を想像すると思いますが、反対に”集中しすぎる”こともあります。過集中は、ASD(自閉スペクトラム症)の方によく見られる特徴のひとつです。発達障害の境界線は曖昧なため、ADHD妻も色々混ざっているのかもしれません。
過集中と注意散漫
過集中
勉強面
幼少期、勉強面では漢字や計算ドリルが大好きでした。先生から言われてもいないのに、毎回3周していたのを覚えています。ご飯の時間だよ、と母が近距離で呼びに来ても気が付かないくらい、集中して解いていました。ドリル中、母が真横にいるのに気づき、驚きすぎて椅子から転げ落ちたこともあります。
趣味
部活動は吹奏楽部に所属していました。これまた言われてもいないのに、毎朝、毎昼、放課後、土日の練習をほとんど欠かしたことがないくらい熱中していました。それ以来、現在に至るまで楽器を趣味とし、社会人楽団に入って活動するくらい熱中し続けています。
注意散漫
頭の中が大忙し
好きではない科目の授業中、頭の中は別のことでいっぱいでした。頭の中の自分は、公園で遊んでいたり、家に帰ってお母さんと遊んでいたり、ステージで演奏したりしていました。絵を描く授業中、話を聞いておらず内容を理解していなかったので、「将来の夢の絵」を描かなくてはいけないところ、「自分が見た夢の絵」を描くのだと勘違いし、鳥に乗って空を飛ぶ絵を描いて先生を動揺させました。その絵を否定されなかったので、大変安心したことを覚えています。
今思えば、幼少期に誰かから否定されたことってあまりないかもしれません。良いのか悪いのかは置いておいて…