【ADHD妻】元夫との離婚話~家事編~

結婚について

ADHD妻の離婚原因について掘っていきましょう。まずは家事編です。

離婚の種類

突然ですが、離婚の種類には、協議離婚、調停離婚、審判離婚、裁判離婚の4種類あるって知っていましたか?ADHD妻は離婚になるまでそれを知らなかったので、具体的な話をする前に少し紹介させてください。

協議離婚…夫婦間の話し合い成立するもの

調停離婚…話し合いで解決できないときに、調停委員(男女一人ずつ)を介して、双方の話を聞きつつ、離婚の合意形成や財産分与の話をまとめていくもの

審判離婚…調停離婚で成立しなかったときに、家庭裁判所の裁判官が決定を下して成立させるもの

裁判離婚…調停離婚が成立しなかったときに、訴訟を起こして裁判で成立させるもの

日本での離婚の9割は協議離婚らしいです。ちなみにADHD妻も協議離婚でしたが、それでもとても大変でした。できればもう二度とあの手間は取りたくない・・

仕事と家庭の両立が苦手

ADHD妻は仕事が大好きなので、元夫との結婚後も当然働き続けるつもりでした。しかしそんなADHD妻に元夫からこんな一言が・・

「働いてもいいけど、家庭の事を疎かにしないでね。」

なぜ仕事をするのに条件をつけられるのか?なぜ妻が家庭を回すことを当然だと思っているのか?と疑問が湧きましたが、もう結婚してしまったので深く考えるのはやめ、言われた通り仕事も家事も一生懸命頑張りました。

ADHD妻はひとつのことにのめり込む性質があるので、仕事にのめり込むと家事が疎かになる一方で、潔癖症の一面もあるため家事も完璧にこなさなくてはならないと思っていました。それが自分自身を苦しめていたことに気づいたのは、離婚が成立してからのことです。

一汁三菜へのこだわり

元夫との結婚生活では、ADHD妻の潔癖の特性から「料理は絶対に一汁三菜!」「手作りこそ愛。惣菜は悪。」「家を空けるときは夫の食事を用意していく!」「仕事で遅い夫の帰りは待つ!」と思い込みがありました。必ず品数を多く作り、仕事で作れない日は前もって用意し、帰りの遅い夫の帰宅を待って23時頃に一緒に食べるという日々を送っていました。

そして自分なりに一生懸命作ったご飯なので、元夫の反応への期待は高まってしまいます。帰宅に合わせてベストタイミングで提供したいのに、急な飲み会で帰って来ない、帰宅後すぐに食べずパソコンを触っている、食事中ずっとテレビを観る、など期待とは異なる反応をされることもしばしばありました。期待通りの反応でないことへのストレスは溜まり、喧嘩が絶えませんでした。また、無理をしていたためか少しのストレスでも感情がコントロールできないようになっていきました。

自分自身によって追いつめられていく日々ですが、離婚を考えたことがありませんでした。どうしたら解決するのか、仕事をしているのがいけないのか、もっと尽くすべきなのか、毎日悩んでいました。

HSP夫との生活での工夫

HSP夫との今の生活では、料理はHSP夫の担当になりました。ADHD妻が全力で仕事ができるようにとの配慮です。惣菜やコンビニ食を提供することに抵抗を感じるADHD妻が罪悪感を感じないようにと、ほとんど毎日自炊をしてくれます。ですがさすがに毎日だと疲れてしまうため、HSP夫は自ら週に何回かは自炊しない日を決めてバランスを取っているようです。

産休・育休中はADHD妻が食事を担当していました。以前のようによく品数を多く作ったり、自炊にこだわったりする傾向にあるのですが、ADHD妻の特性をよく理解してくれているHSP夫により「一汁三菜禁止令」と「ノー自炊デー」のルールが設けられました。料理をしてはいけない日ができたことで、自然な気持ちで食事を作ることができます。

なにより、ストレスなくこの生活を長く続けられそうだと思うことができることが本当にありがたいです。

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